何を信じるか

ここ最近、非常に落ち込むことが多かった一方で、学びの機会にもなった。

前回の記事で書いた、3年間温めていた案件が、明らかに会社にとってメリットをもたらしたものであったにもかかわらず、諸事情があり評価に反映されなかったり。

1年間必死に頑張った案件が社内で横取りされたり。

3年間温めていた、一番思い入れのある案件が花咲かなかったり。

上司はしっかりとケアしてくれてはいるものの、会社から搾取・裏切りをされて、自分の組織に対する信頼を完全に失った。世の中一般で見ると、「良い会社」と言われる部類で、福利厚生や文化・制度面も良く・提供するサービスも強く、今までとても良い会社だと思っていたのに。時間が経ち、市場環境も変わり、円安など為替の影響も強く、自分の経験も増えよりリアルな部分も見えるようになってきて、そんな状況下で上記のような事件が立て続けに起きた。

5年も経てば市場環境は大きく変わる。まさにその変わり目を、フロントラインで目の当たりにした。

搾取され裏切られたことに目を伏せ、今のまま残り続けることはできる。でも、それは組織にとっても自分にとっても良くない。組織が正しくないことをしたのに、従業員がそれに目を伏せ我慢し続けることは正しくない。組織なんて結局、1人1人からのアクションが無い限り改善はされない。評価しないと決め込まれた瞬間、「あなたの実績は、どれほどいいものであったとしても、残念ながら報酬に値しません。残念ながらあなたの実績は会社としては認められないのです。(我々はその実績を持って株主に対して説明しますが)」と通告されたようなものだ。ふざけるなという話だ。

私は今の会社に数年勤め、年収も自分の市場価値も大きく上げた。今のまま残っても、年収は物価上昇数%分、雀の涙程度しか上がらないだろう。今の市場環境なら自分の経歴は優に年収1500万程度で売れる。自分のスキルを求める会社に良い条件で売ったほうが良い。

成長機会や自立心を育ててくれた今の会社には感謝している。さあ、次に向かって準備を進めよう。

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